
10月5日、中秋の名月の前夜に、福武トレスで「お月見読書会」を開催しました。
前日までお天気が不安定で、スタッフ一同ドキドキして天気予報とにらめっこしておりましたが、当日は気持ちのよい秋晴れになり、ほっと胸をなでおろしました。
この日は、29名の参加者の皆さま、ゲスト・出店者の皆さまと一緒に、夕方から読書を、トークセッション後は夜のお庭できれいな月を眺めながら、和菓子セットを召し上がっていただきました。
前半の読書タイムでは、皆様思い思いの場所を見つけていただき、お持ちになった本をゆっくりとお読みに。読書の場所は、Fギャラリーや数寄屋のFサロン、近くの東屋など。
Fギャラリーはスタッフおすすめの三角ベンチも利用される方があり、本を読む参加者の美しい姿と建築がマッチして、うっとりしてしまいました。




この日は、玉野市のセレクトブックショップ『451Books』さんにお越しいただき、トレス内に本屋さんが出張出店。イベントに合わせて、月や夜、建築がテーマの書籍もお持ちいただき、参加者の皆様、熱心に手に取っておられました。


読書タイムの後は、文化人類学者の松村圭一郎さんによるトークイベント。
「夜」や「闇」をテーマに、松村さんがフィールドワークで体験したエチオピアでのお話を皮切りに、参加者の方がお持ちになった本から、「夜」や「闇」に関する部分を紹介いただくなど、言葉を通じて深く考える時間を提案することができたのではと思います。


さいごは、皆様お待ちかねのお月見&オリジナル和菓子タイム。
この日は、岡山市の和菓子店『菓子屋てとて』さんにお願いし、特別なお月見和菓子セットをご準備いただきました。月やウサギを模した和菓子に、参加者の皆様から「かわいい!」とうれしいお言葉が。ちょうど月もよき高さに昇ったタイミングで、ゆっくりお過ごしいただけたかと思います。






今回、福武トレス初めての夜のイベントでしたが、参加者の皆様には昼間とは違った幻想的な園内をお愉しみいただきました。
また、夜開催のイベント、読書会のシリーズなど楽しい企画を考えてまいります。
皆様、ご参加ありがとうございました!

撮影:ブレスカラー植田敬太郎、福武トレススタッフ